オリーブオイルは、
商品によって味も香りも異なります。
風味の幅は広く、
爽やかな甘さのものもあれば、
胡椒のような辛さを感じるものなど、
メニューにあったオリーブオイルを
使う楽しみがあります。
料理に合わせて、お好みのオリーブオイルを
探してみてください。
porti via passo 四宮 毅博 シェフ 考案レシピ
- スパゲッティを茹でるとともに、フライパンにバターとベーコンを入れ色がつくまで火にかける。
色がついたらスパゲッティの茹で汁を入れる。 - フライパンにロメインレタスと茹で上がったスパゲティを入れて混ぜ合わせる。
- 皿に盛ってパルミジャーノ、ブラックペッパーをかけて最後に香川県産EVオリーブオイルを回しかける。
- オリーブオイル以外のドレッシング材料をボールに入れ滑らかになるまで混ぜ合わせる。
- サラダの材料を食べやすい大きさに切る。
- 切ったサラダの材料をお皿に盛り、混ぜ合わせたソースをかけ、最後に香川県産EVオリーブオイルを回しかける。
porti via passo
四宮 毅博 シェフ
香川県東かがわ市生まれ。東かがわ市三本松で2006年に、地元の旬の野菜や瀨戸内の魚等を使った料理にチカラを入れてたイタリアンレストラン「ristorante passo」をオープン。2020年11月に、テイクアウトと物販を強化した「porti via passo」として移転リニューアルオープン。
料理研究家・栄養士・フードコーディネーター 荻野 恭子氏 考案レシピ
- 一口大に切った鶏もも肉に塩と胡椒各少々をまぶし、玉ねぎは薄切り、ブロッコリーは小房に分る。
レモンは3~4mmのいちょう切りにして塩ひとつまみをまぶす。 - 鍋にオリーブ油を大さじ1、①の玉ねぎ、鶏もも肉、ブロッコリー、レモンの順に入れる。水1/4カップ、塩ひとつまみ、胡椒少々を混ぜ加える。弱めの中火で14~15分蒸し煮する。
- ②を器に盛り、香川県産EVオリーブオイルを垂らす。
- キウイフルーツとみかんの皮をむいてさいの目切り、レタスはざく切り、ヨーグルトに塩少々を混ぜソースを作る。
- ①のキウイフルーツ、みかんとオリーブの実、胡椒を和える。
- 器に①のレタス、②、①のソースをかけ、香川県産EVオリーブオイルを垂らす。
料理研究家・栄養士・フードコーディネーター
荻野 恭子
女子栄養短期大学卒。和・洋・中・エスニックのエキスパートから料理技術を修得。海外の食文化研究のために各国の食べ歩きと取材を行い、現在は料理研究家として、教室主宰や講演会活動、メディア出演など幅広く活動している。
料理家 サルボ恭子氏 考案レシピ
- 大根、人参、蓮根、里芋は皮を剥く。ごぼうは皮をブラシでよく洗う。大根と蓮根は5mm幅のいちょう切り。人参とごぼうも5mmの輪切り。里芋は5mmの輪切り、椎茸は薄切りに切る。
- 鍋にオリーブオイルと1の野菜、塩を入れて弱火にかける。オイルを絡ませてゆっくりと火を通す。野菜が透き通ってきて少し角が取れてくるほどに7、8分かけて炒めて昆布水を加えて中火にする。
- ②が沸騰したら火を弱め、5分煮て味噌を溶き入れる。味を見て足りないようなら味噌を追加し火を止める。お椀にもりすりごまをかける。
- レタスは洗い、重ねて大きめの一口大に手でちぎって皿に並べラップをして600wの電子レンジで1分加熱してラップにうっすら蒸気がついていたらレンジから取り出して10分ほど置く。
- アーモンドをフライパンに入れて弱火にかけてフライパンを揺すりながら焼き色がつくまで炒って取りだす。デコポンは皮を剥いて1房を2、3等分にきる。オリーブの実はざるにあげてさっと水で洗ってペーパーで水気を拭く。
- ①のレタスを器に盛り、②のデコポンとオリーブを散らす。
- ボールにチーズと塩、オリーブ油を入れて混ぜ合わせて3に回しかけ②のアーモンドを散らす。
料理家
サルボ恭子
老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏。パリのグランメゾンで研鑽を積み、現在は日本と台湾で料理教室を主宰。素材と向き合い、その持ち味を引き出す料理に定評がある。雑誌やテレビ等でも活躍し、洗練された家庭料理には根強いファンも多い。プライベートでは子供たちは独立しフランス人の夫との二人暮らし。
香川県産オリーブオイルの魅力
オリーブオイルは、香りや辛み・苦味を持ち、その風味を食材と合わせて楽しむことのできる、調味料としての魅力をもった食品です。
草、トマト、ハーブ、アーモンド、リンゴ、ペッパー、バナナ…等々、テイスターは品質評価の他に、香りの特徴をさまざまな表現でとらえ、それは使い方のヒントにもなります。香川県産オリーブオイルには、緑茶や抹茶のような香り高い「茶葉」の印象を感じることがよくあります。それは日本人ゆえに受ける感覚ですが、青さ、清涼感、深み、丸みなど、日本ならではの繊細な風味が見事に実現されていると感じます。
風味の強さによるタイプは全体的にデリケートからミディアムのものが多く、こうした特性から、食材との組み合わせや調理法が幅広く、楽しみ方の汎用性が高いのも特長です。
繊細な味わいの和食との相性も抜群です。和出汁ともよく合い、出汁を使った身近な料理で、そのマッチングを実感できます。個性に合わせた使い方で、私たちの日常の食卓から様々に活用できる魅力を知ることができます。
近年、国際市場でも高品質な香川県産オリーブオイルの存在は広く認知され、ジャパニーズではなく「KAGAWA」オリーブオイルという言葉を海外の関係者から聞く機会が増えています。
日本を代表する一大生産地・香川県だからこそ、作り手によって個性の異なる多様なオリーブオイルを、世界が認めるクオリティーで楽しむことができるのです。
[プロフィール]
イタリア政府農林食糧政策省認定登録オリーブオイルテイスター(鑑定士)。
一般社団法人日本オリーブオイルテイスター協会代表理事。
外国人では難しいといわれるイタリア政府公認オリーブオイルテイスターとして登録。世界各地の国際オリーブオイルコンテストにてアジア人初の
鑑定審査員も歴任。オイル鑑定のほか、テレビ・ラジオ、書籍・雑誌など、メディアを中心に活動、講演や企業コンサルティングも数多く手がける。
テレビ番組「マツコの知らない世界」ではオリーブオイルへの愛を熱く語り話題に。世界各地の産地をまわり、大学や関係機関でオリーブ栽培や搾油技術
の最新研究を続け、正しい知識の普及に努める。日本におけるテイスターの育成にも尽力。著書『オリーブオイル・ガイドブック』(新潮社)。